今年の夏は、雨や曇りの日が多かった。そんな印象を持っている人もいるかもしれません。
洗濯物を外に出すか迷った朝や、出かける前に天気予報を確認した休日。夏が終わってみると、晴れていた日のことよりも、雨や曇りの日のほうが記憶に残っていることもあります。
では、2026年の青森の夏は、実際にはどんな夏だったのでしょうか。気象庁が公表している青森地方気象台の観測データから、2025年と2026年の平均気温、降水量、日照時間を比べてみます。
2025年と2026年、青森の夏を比較
青森地方気象台で観測された6〜8月の数字を並べると、次のようになります。
| 2025年 | 2026年 | 前年との差 | |
|---|---|---|---|
| 平均気温 | 24.4℃ | 22.2℃ | −2.2℃ |
| 降水量 | 434.5mm | 314.5mm | −120.0mm |
| 日照時間 | 645.9時間 | 553.3時間 | −92.6時間 |
※気象庁「過去の気象データ検索」青森地方気象台、6〜8月の観測値をもとに作成。
数字を並べてみると、2025年と2026年では、夏の様子がかなり違っていたことが分かります。
2026年の降水量は、前年より120mm少なかった
2025年6〜8月の降水量は434.5mmでした。それに対して2026年は314.5mmで、前年より120.0mm少なくなっています。
「今年は雨が多かった気がする」という感覚から考えると、少し意外な数字かもしれません。少なくとも夏3か月の降水量だけを比べると、2026年は2025年より雨の量が少ない夏でした。
日照時間は、前年より約93時間少ない
一方、日照時間を見ると違った動きが見えてきます。2025年は645.9時間、2026年は553.3時間で、その差は92.6時間でした。
降水量は前年より少なかった一方で、太陽が照っていた時間も前年より短くなっています。雨の量だけでは、夏の空模様をすべて説明できないことが数字からも見えてきます。
平均気温も前年より2.2℃低かった
気温にも違いがありました。2025年6〜8月の平均気温は24.4℃、2026年は22.2℃で、前年より2.2℃低くなっています。
降水量だけでなく、日照時間も気温も前年を下回った2026年。3つの数字を合わせて見ると、2025年とは違った夏だったことが分かります。
「雨が多かった」だけでは見えない夏
2025年と2026年を並べてみると、2026年は前年より降水量が少なかった一方、日照時間も短く、平均気温も低くなっていました。
「雨が多かった気がする」という夏の記憶と、「実際に降った雨の量」は必ずしも同じではありません。曇っていた時間や雨が降ったタイミング、気温なども重なって、ひとつの夏の印象になっているのかもしれません。
2026年の青森の夏を数字から振り返る
2026年の青森の夏は、前年と比べて降水量が120.0mm少なく、日照時間は92.6時間短く、平均気温は2.2℃低くなりました。
数字だけを見ると、「前年より雨の多い夏だった」とは言えません。ただ、日照時間まで一緒に見ると、降水量だけでは分からない2026年の夏の姿も見えてきます。
夏が終わってしばらくすると、天気の記憶も少しずつ曖昧になります。「今年は雨が多かった気がする」。そんな感覚を残したまま数字を見てみると、記憶とは少し違った夏がそこにありました。